vol.3【泣き寝入りしないで!】賃金未払いは回収できる!




会社を辞めたら働いていた最後の月のお給料が支払われなかった。
合意なく給与が減額されていた。 そもそも賃金が支払われなかったので辞めた。

など、賃金未払いの際の状況や理由は様々です。

「もう関わりたく無い。」「請求したけどなしのつぶてだったから諦めよう。」
気持ちはわかりますが、賃金未払いは回収できます。
決して泣き寝入りせず、そのお金あなたの大事な時間を費やした労働対価です。
引き続き具体的な方法などもご紹介していきますので、請求してみませんか。



vol.1【泣き寝入りしないで!】賃金未払いは回収できる!
vol.2【泣き寝入りしないで!】賃金未払いは回収できる!
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未払いが起こったら、まずはどうする?

『賃金が支払われない』『不当にお給料が減額されてしまった』
なんて事態が起こってしまったら、何をどうすればいいのかわからないものですよね。

しかしながら、前回お話しをした様に賃金未払いなどには【時効】が存在します。
この時効を迎えてしまわない様に、早めに請求をする様にしましょう。

前回、ご紹介した方法でも給与の支払いが厳しい際の次のSTEP 引き続きお伝えしていきたいと思います。


◎STEP4:裁判所への申請にて申し立て

前回お伝えした様に調停や、内容証明送付などの手段もなしのつぶての対応で未払いの賃金の支払いの様相がないといった場合には、裁判所への申し立てによって次の手段での回収を目指しましょう。

具体的に裁判所に申し立てする内容は【支払い督促】というものです。

支払い督促とは裁判所の法的な手続きで、簡易裁判所に会社に対する請求内容を記載した支払い監督申立書を提出、裁判所が確認後、会社側へ支払い督促書面を通達するという流れで行われます。
これが送付され、相手側が異議申し立てを14日以内に行わない場合、支払い勧告についての仮執行宣言を追加で申し立てる事が可能となります。
これもまた、相手側が追加通知より14日以内に異議を述べない場合は支払い督促に記載内容が法的に確定し、強制執行措置が可能になるという仕組みです。

この際、相手側が支払い督促に異議申し立てを行なった場合には通常訴訟=裁判へ移行していく運びとなります。
相手側が無視し続ける場合が予測できる際には、支払い督促を行い
反論をしてくるであろうという場合には、最初からこの通常訴訟を提訴するというのも念頭においても良いかもしれません。


◎STEP5:簡易裁判所への申し立て

先ほどお話しした【支払い督促】【通常提訴】とは別に【少額提訴】という手段があります。
これを簡易裁判所へ申し立てるという手段になります。

簡易裁判所事態が請求額が140万円以下の案件を取り扱う場所になっているのですが、さらに請求額が低い場合を少額提訴という形で非常に簡易的な裁判手続きで行う事ができるのです。
なお、この少額提訴は60万円以下の請求になりますので、該当であれば手段のひとつとして利用してみるのも良いでしょう。

少額提訴はかなり簡易的な裁判手続きですので、基本的には1回の期日で判決に至ります。
判決確定後には強制執行手続きも可能となります。
ただし、少額提訴を行うには会社側が手続きに同意する必要があり、これもまた異議申し立てがあった場合などは、やはり通常提訴への移行となりますので、その辺りを念頭に、どの手段を使うかを選択するのが最善なのかを選んでみてください。


◎STEP6:裁判所への裁定を委ねる

会社が上記のあらゆる手段でも、給与の支払いを応じない場合や完全に争う姿勢を見せる場合には、裁判所に判断を委ねるための手続きを検討してみませんか。
これには”労働審判・民事訴訟”といったものがあります。

労働問題に特化した裁定手続きと、通常の民事訴訟の手続きのことなのですが、労働審判手続きの方は、裁判官を構成員に含む労働審判委員会というものがあるのですが、その労働審判委員会が労働問題について審議を行うという手続きになります。
難しい様に感じますが、実は民事提訴に比べて、かなり迅速に処理されますので、最初から民事提訴というよりは、まずは介入してもらい話し合いでの解決というのを目指すというのも手段でしょう。
話し合いで難しいと裁判所に判断された場合、裁判所から心証に基づく一定の審判をくだされます。

この判断が不服と感じた場合は、会社側もあなた自身も異議を申し立て、通常訴訟という運びになるのですが、原則大きく事態が変わらない限りは、審判決定が大きく覆ることはありませんし、民事提訴に移行した場合は時間を要す覚悟も必要となってきます。



最終手段ともいえる、裁判所への判断を委ねるという選択 あなたはどの選択肢を選びますか?
正直、ここまでできる自信がないっといった方や、会社自体に支払いする余力がないのでは?
っといった心配もあるかもしれません。 次回、そんな方向けにお伝えしていきたいと思います。