vol.1【知らないと危険…。】連帯保証人と保証人の違いと返済義務!




生活を送っている中で、家を借りる時やローンを組む際に自分自身もどうしても保証人をお願いしなくてはならない場面ってありますよね。
もちろん、逆にお願いをされる場合もあると思います。
そんな中で知っておいて欲しいのは、今回お話する、この連帯保証人と保証人との責任の違いです。
これを理解しないで保証人になってしまうと、後々大きな問題に発展しかねません。
この違いを理解しておくことが重要になります。



保証人の責務とは?

連帯保証人と保証人の差を知ることが大切です。

これの最も大きな違いは、責任の差です。
まず、連帯保証人・保証人とも共通の責任を簡単に伝えると
『お金を借りた人が返済できなかったり、契約不履行をおかしてしまった場合などに変わりに返済を行う責任をおわなければならない。』ということです。

では、違いとはどの様な内容なのでしょう。


連帯保証人と保証人との差とは?

具体的に連帯保証人と保証人との差とは、最初に述べた様に【責任の差】 です。
では、どれほどのその”差”があるのでしょうか。

一番重要な点は
【連帯保証人とは、お金を借りた人や、契約を行なった人とほぼ同様に返済できなかったり不履行を起こした場合に変わって同様の返済義務が生じる】ということです。

まず保証人は複数人、保証人になっている場合がありますので、もし不履行や返済が行えないと債務者がなかった場合でも返済額は、保証人の人数で割った金額を返済すると言うことになりますが、連帯保証人の場合は債務者が借りた金額や契約の全てを補わないといけません。
返済時期に関しても、保証人の場合は返済困難な場合に限りますが、連帯保証人に関しては請求された時に返済の義務が生じます。 差し押さえに関しても、かなり差が生じます。
基本的に連帯保証人の場合は差し押さえを行われる場合、反論することができません。
これは債務者と同等と見られるからです。
保証人に関しては、債務者が差し押さえられた後に差し押さえが行われます。



保証人は保証から逃れられる?

連帯保証人と保証人に責任の重さが違うのであれば、では「保証人は責任を逃れられるのか?」と言うと決して責務がなくなるわけでも、無くす事ができるわけでもありません。
いずれも保証契約が成立していますので、保証責務を追わなければなりません。

ただ大きな違いとしては、連帯保証人とは、お金を借りた債務者とほぼ同じ扱いを受けるという点です。

それは債権者の債務を背負っている事とほとんど変わりがないのです。
これは、保証人の場合にすると債権者が突然返済を要求してきたとしても、まずは「債務者に請求を」と反論する事ができるのです。
抗弁権(民法第452条)という権利を遂行できるのですが、実は連帯保証人にはこの権利がありません。
結果的に、もし返済などに事故が生じた場合に請求を受けてしまったら、債務者より先に返済の義務が生じる可能性があると言う事です。
これは大変な事ですよね。
債務者が「返せないから連帯保証人に言ってー」と極端な話し言ってしまえば、請求がやってくると言う事です。



抗弁権(民法第452条)を使って返済義務を逃れる事ができる?

債務者が返済ができないとなった場合に、保証人・連帯保証人ともに債権者が返済を要求する事ができます。

この段階で返済できない場合、差押えの可能性も生じてくるのですが、ここが保証人との大きな差で保証人にこの様な請求がきた場合は債務者に返済が可能であったり差押え可能だと言う事を証明する事が出来れば、保証人は差押えを防ぐ事もできるのです。
これが先ほども述べた”抗弁権”です。
この権利が連帯保証人には無いのです。
財産についても同様で、債務者より先に差押えが行われる可能性もあるという事を覚えておいてください。

では、保証人が抗弁権を履行すれば返済義務がなくなるかと言うと、そうではありません。 もし、債務者が返済も差し押さえもできない場合は、保証義務は履行しなくてはならなくなってきます。




次回、その場合の詳細をお伝えしていきたいと思います。