①【相続税】実は課税対象!税務署にバレないと思っていませんか?名義預金





いくつか相続税に関してのお話をしてきたのですが、今回は盲点ともいえる”名義預金”についてお話していきたいと思います。

では、名義預金とは具体的に何についてかおわかりですか?
簡単に説明をするならば、実際に預金をしている人物と口座の名義人が違う預金のことです。
大事な人のために、コツコツとお子さんやお孫さんの名義で親御さんや、おじいちゃん、おばあちゃんが預金をしていても、その人たちに贈与したよっという事実がなければ、相続財産として課税の対象になってしまうということです。

その口座があなたの名義だとしてもです。

「なぜ?私の名義なのに相続税を…」

そんな疑問を今回はお話ししたいと思いますので、参考にされてください。




名義預金とは?自分の名義でも課税対象なの?

では、名義預金とみなされる基準とはどの様なものなのでしょうか。
さきほども説明した様に、口座の名義と実際に預金にお金を入金をしていた人が違う口座のことなのですが、どう判断するのでしょうか。
よくあるパターンとして、親御さんや祖父母がお子さんやお孫さんのために預金をしている口座や、専業主婦が旦那さんのお給料やお金を、奥さんの名義で管理していたりするパターンです。

では、相続というのは何を指すのでしょう。

こちらも簡単に説明をするならば、亡くなった方の財産のことです。
この財産に名義預金がみなされてしまえば、いくらあなたの名義だったとしても課税の対象になってしまうのです。


実は税務署が調査する際に、この名義預金は税務調査の対象になりやすいのです。



どうやって名義預金とみなされる??

では、その預金口座が名義預金にあてはまるのか判断基準について確認してみましょう。

まず必ず確認されることが、あなた自身・相続人の収入や財産です。
無収入なのに定期的な入金があっていたり、多額の現金が生前の故人の預金からあなたの預金に動いていたりする場合も、やはりそのお金の持ち主は故人となり、生前贈与だったのか、税金逃れで資金を動かしたのか、それ以外のなんらかの理由があったのかと調査される可能性が高くなります。


◎預金のお金の出どころが故人

出どころ=資金源という事なのですが、その資金源がどこからなのかという事が重要視されます。
名義預金のお金の出どころが、故人であるとなった場合は名義預金になってしまいます。
これは夫婦に関しても同様で、亡くなった旦那様・奥様などが稼いだお金であると判断されてしまえば、これも名義預金となります。


◎預金の管理者が故人

いずれがあなたに渡そうと預金していたとしても、その際にいずれ渡そうと思い、通帳やカードや印鑑などを渡さずに故人が管理してしまっていた場合、名義人である側は自由に預金を利用する事ができません。
これらの手続きや万期の書き換え、引き下ろしなど手続き関連を故人が行っていた場合も、管理と名義人は別の人だと判断され、もちろん名義預金と判断されてしまいます。
この状態では名意義人のものという判断にはならず、故人の財産としてみなされてしまう事になります。


◎名義人・親権者など口座の存在を知らなかった場合

例えば、今は教育上知らせるのはよくないと判断し、故人が渡す事なく亡くなってしまうというパターン。
このパターン、実は非常に多いのですが、その様な場合もこれまで同様、勝手に故人が預金をしていたという判断になってしまい、名義預金とみなされてしまいます。


◎名義人・親権者が贈与を受けたという自覚がない預金

実は同様の預金だとしても、当事者同志の中で財産を贈与するという事が成立している場合は、生前贈与としての贈与税となりますので、名義預金としての課税とは少しお話が変わってくるのですが、これには贈与契約書や贈与税の申告といった証拠を提出する必要があります。
後々を考え、これは申告をする必要のない年、110万円以下の贈与だったとしても贈与契約書を書いておく事をとオススメします。

たとえ口頭での約束事などがあったとしても、故人の意思を亡くなられた後に確かめる事ができません。
名義預金と判断されてしまったり、疑われてしまわないためにも互いが署名・捺印をした贈与契約書を生前に作成しておく事が一番の対処方法になります。

これは赤ちゃん・幼児・法的行為が不可能な未成年であったとしても贈与自体は可能です。
ですが、書面的な面では親権者の同意が必要で、書面に関しても代理人として記載が必要になります。
これらをまとめるならば、預金口座のお金のでどころが故人からではない場合のみ、名義人自身の財産とみなされ、それ以外は預金の存在を知り、贈与を受けた自覚がある場合は贈与税の対象となり、預金の存在を知らない場合や、自覚がない場合、贈与の証明がない場合などは故人の財産となり、名義預金に該当するという事になります。





でも、なぜ申告もしていないのに名義預金とばれてしまうのか疑問に思いませんか?
次回、申告漏れについても合わせてお話しをしたいと思います。