No.1【賃貸物件】退去時必要のない費用まで請求されてませんか?損しない退去の注意点!




賃貸物件を借りる際に、基本的には【敷金】というものを納めている事が多いのですが、”敷引”契約でもないのに、敷金が一切返ってこない、むしろ退去費用を請求されてしまった!なんて事態を耳にします。
その返ってこない敷金や、退去費用は正当なもので、支払わなくてはならない費用なのでしょうか?
不当な費用請求も多い退去費用。
必要な費用と、不必要な請求を知ってトラブルをぜひ回避してください。



敷金は本来は返ってくるもの?

敷金とは、元来戻ってくるのが当たり前なのでしょうか?
基本的には敷金とは退去までの間の担保の様なもので、契約期間中に滞納があった場合の家賃債務や部屋を故意・損傷させてしまった場合の修理費用の担保として先に預けておくもので、返還が前提として特殊契約ではない限り、返金される前提のものです。

しかしながら、借主は部屋を退去する際には『現状回復の義務』があります。
この『現状回復の義務』というのが盲点として不必要な本来家主が負担しなくてはいけないはずの修繕部分の費用まで多額の請求を受け、トラブルに発展する事が多いのです。



『現状回復の義務』って全てを費用負担しなくちゃいけないの?

これが間違いです。
100%、綺麗な状態にし、次の借主に渡せる状態にする事は借主の責務ではありません。

従来、生活をしているだけで生活の汚れや傷と言うのはついていくものです。
これらは、建物の経年劣化や自然消耗と呼ばれるものになります。
これは過去の裁判などでも判決が出ており、基本的には
【借主が負担するのではなく、家賃収入を得ている貸主が負担するものである】
となっています。
借主生じる、『現状回復の義務』は借主の不注意や過失で設備や、室内などが傷ついてしまった場合になります。


不必要な請求だった請求の一部として、いくつか負担の有無をご紹介させていただきます。

テレビや冷蔵庫などを設置していた壁などが電気やけを起こしてしまった場合などは経年劣化となり、自然現象なので家主の負担となります。
また実は画鋲などの小さな傷に関しても、特約事項にない限りは壁の下地に達していない場合は、支払いの義務はないのですが、以外とこれは知られていません。
また何より壁紙といった点では【減価償却】が適用されます。
基本的には6年ほどで1円となっており、これを減価償却と言います、その期間以下で退去時、借主に過失などがあった傷に関しては残存価値の分のみを弁償しなくてはならないと言う事になります。
また家具の設置によるフローリングの家具の跡などに関しても、通常の生活をしていて自然にできるものなので、家主の負担となります。

借主の弁償しなくてはならない費用としては、タバコの匂いやヤニによる変色。 ペットによる室内の傷や汚れ。物などを当ててしまいついてしまった、床や壁の傷や穴。 などは、経年劣化では通常つかない傷なので、借主の負担となります。




契約書の特約にご注意を!

実は契約書の中には、特約事項と言うものが存在します。
基本的には賃貸契約の弁済義務については、国土交通省のガイドラインに基づくのですが、これの他に物件ごとに特約がつくケースが存在します。
その場合は契約書に特約事項の記載がありますので、契約時にはもちろんですが、退去前に確認しなおす事をオススメします。


そして、基本的には退去後、次の借主が住む為にハウスクリーニングを行うのですが、その費用に関しては家主が負担となっています。
ですが、よくある特約もこれに関するものが多く、『故意・過失にかかわらず、クリーニング費用をいただきます』といった契約書が多く存在します。
この場合は、どうしても借主が負担しなくてはいけません。
しかし、特約がなくても請求されたという事案もありますので、やはり必ず契約書を確認されてください。
もし、故意・過失の補修がない場合この特約があれば、クリーニング費用のみが退去時に必要となります。





次回、どの様な部分が借主の負担になるのか、経年劣化で減価償却される部分など詳しくお伝えさせていただきたいと思います。